西武上本のバットが勝利を引き寄せた。1点を追う8回1死満塁から、遊撃手のグラブをはじく同点打。この回一挙4得点の逆転を呼び込む一打に「前の打席で当てにいってしまっていたので『三振してもいいや』くらいに開き直っていきました。その思いが、はじいてくれた結果になりましたね」と、照れた。
ミスを引きずらなかった。今季初の先発マスクも1回に「思い切り引っかけてしまった」と二塁へ悪送球。ピンチを広げて1点を失った。しかし、そこはプロ14年目。「気にしてもしょうがない」と切り替えた。先発十亀を懸命にリードし、持ち味のバッティングで2安打1打点。「2本打ったので(ミスは)チャラでしょう」と笑ってみせた。
難敵金子を攻略し、チームの連敗も4で止めた。「こうやって勝ちを拾っていかないと上にはいけない」と引き締めた心強いベテランが、若い獅子たちを支えている。【佐竹実】



