阪神はラファエル・ドリス投手(28)が今日19日に初昇格することが決まった。ここ7試合で24打席1安打のマット・ヘイグ内野手(30)が18日に2軍降格。外国人枠の関係で開幕から2軍調整を続けてきたドリスに白羽の矢が立った。

 本来ならヘイグの代役は野手だが、投手を招集した背景には不安な中継ぎ陣を補強したい狙いがあるようだ。17日までの中日3連戦は、セットアッパー福原が2試合連続の救援失敗で連日のサヨナラ負け。福原を楽な場面で投げさせる配置転換で復調を図る模様で、代わる7、8回の男を務める有力候補がドリスだ。

 ウエスタンではストッパーを務めるなど登板7試合で1勝1セーブ、防御率1・59。守護神マテオとのドミニカン必勝リレーに期待が集まる。

 一方ヘイグは、開幕中日戦の来日初打席で適時打を放つなど好調だったが、ここへ来て急降下。10日広島戦を発熱による体調不良で欠場した影響もあってかスランプが続いていた。昨季まで所属したマートンは不振でも降格しなかったが、金本体制は聖域なき決断。助っ人にも「超変革」で臨み、4連敗阻止と上位再浮上を目指す。