「一新」を担うエースが、平成の大エースの記録に挑戦する。巨人菅野智之投手(26)が20日、先発予定の22日DeNA戦で、3試合連続の完封勝利を目指すことを誓った。「先発を任された以上、いつも最後まで投げたいと思っています。完封ということは、チームが勝つということですから」といつもと同じ思考回路でマウンドに上がる。

 主砲・筒香との勝負をポイントに挙げた。3月31日の登板では7回に同点の3ランを浴び、今季唯一の失点を喫した。「打たれるのと抑えるのとでは、チームに与える影響が違いますから」と警戒。前回対戦の映像、データを見返し、対策を練った上で「内角にも突っ込まないと」と挙げ、「真っ向から勝負する」と意気込んだ。

 自身の記録より、託された役割に重きを置いた。熊本地震が発生し、19、20日の中日戦が中止。先発ローテの再編によって、カードの初戦に移った。「後ろ(次戦)のピッチャーが楽に投げられるように。僕もそうですし、チームも試合から離れて入り方が難しいと思うので、だからこそ初戦が大事」と話した。

 中8日の期間を与えられ、体調を整えた。18日の全体練習では「中5、中6日ではやれなかったこと」と、普段よりも長めの距離で遠投。この日の練習では、平地でブルペン投球を想定した。セ・リーグでは、89年の巨人斎藤雅樹(現2軍監督)以来の記録に挑戦する右腕は「11試合連続完投の中での記録。比較になりませんよ」と苦笑しながら、27年ぶりの重みに気を引き締めた。【久保賢吾】

 ▼菅野は4月6、13日に2試合連続完封。3試合連続完封すると、11年ダルビッシュ(日本ハム)以来で、セ・リーグでは89年斎藤雅以来27年ぶり。同年の斎藤雅はプロ野球記録の11試合連続完投勝利を記録しており、3連続完封は11試合中の4~6戦目だった。連続試合完封のプロ野球記録は1リーグ時代の、43年藤本(巨人)の6試合。