DeNAが粘り腰で巨人菅野の4勝目を阻止した。

 1点を追う土壇場の9回、代打乙坂智外野手(22)が相手守護神・沢村の内角高めの152キロ直球を振り抜き、左中間席に1号同点ソロを放り込んだ。延長10回にはジェイミー・ロマック内野手(30)、ホセ・ロペス内野手(32)、倉本寿彦内野手(25)の3安打を集めたが、決め手を欠き、勝ち越しとはならなかった。

 ここまで3戦3敗だった先発今永昇太投手(22)の力投が光った。相手エースと堂々と投げ合い、7回6安打1失点。アレックス・ラミレス監督(41)は「巨人のエース菅野と遜色ない素晴らしいピッチングをしてくれた」とルーキー左腕をたたえた。

 一方で4戦目でも初勝利に届かなかった今永本人の自己評価は厳しかった。4回2死二塁、8番小林誠にカウント2-2から甘く入ったチェンジアップを狙われ、右中間越えの先制適時二塁打を許した。「気持ちの面で欲を出してしまった。後ろが投手ということを考えればボールが使えた状況だった。ゴロで中前打だったら問題ない。外野の頭を越された。前回の阪神戦と同じミス。レベルが低いです」と話した。

 それでも巨人菅野と同じ7回を投げ抜き、同じ、6奪三振をマークし、無四球。5回には2死二塁の場面で前回対戦時に本塁打を食らっている巨人ギャレットから空振り三振を奪い、こん身のガッツポーズを見せた。「強気に内角直球を使えた。前回は出来なかったことが今回、1つはクリアできた」と収穫も口にした。何よりもラミレス監督の言葉が今永の力投を物語る。「いいゲームをしてくれた。今日は『負けなかった』とプラスに捉えたい」。その立役者の1人はルーキー今永に違いない。