70歳で現役バリバリだ! ロッテの池田重喜寮長兼打撃投手が1日、古希の誕生日を迎えた。

 この日もロッテ浦和で青松、井上、肘井の3人を相手に合計74球を投げた。「体が動くのは両親が強い体に産んでくれたおかげ。ここまでやらせていただいているマリーンズに感謝をしています。今は1人でも多くの寮生が1軍で活躍してくれることが1番のやりがいです」と喜びを話した。日々続けてきたストレッチやウオーキングのたまものだ。夢は「古希リーグ」で投げること。

 ドラフト1位の平沢は感謝している1人だ。新人合同自主トレで“初対戦”し3本の柵越えを放って以来、お世話になっている。「最初にお会いした時に、あの年で投げていると聞いて『マジっすか?』と思いました。70歳といえば自分のおじいさんぐらいの年。コントロールがよく、テンポよく投げていただいている。本当に打ちやすい。1軍で活躍することが1番の恩返しになると思っています」と話した。

 ◆池田重喜(いけだ・しげき)1946年(昭21)5月1日、大分県生まれ。津久見-日鉱佐賀関を経て67年ドラフト4位で大洋入団。70年にトレードでロッテ移籍。通算155試合で13勝(2完封)12敗。77年に引退後、78~97年にロッテのトレーニングコーチ。99年11月から寮長。01、02年はトレーニングコーチ、09~11年は育成担当コーチを兼任。右投げ右打ち。