阪神金本知憲監督(48)が「村山さん」にささげる巨人戦勝利を誓った。今日11日の巨人戦は、かつての大エース村山実の生誕80年を記念して「永久欠番デー11」として開催される。阪神ナインは故人の背番号11が刺しゅうされた帽子を着用して戦う。

 「昔の映像でしか知らない(世代だ)けど、タイガース投手の生え抜きでは、一筋で一番の人だからね」

 打倒巨人に執念を燃やし、球団最多の39勝をマークしたレジェンド。顔をゆがめて強敵に立ち向かった姿は「ザトペック投法」と称された。甲子園での巨人戦は今季2敗1分けのチームは、今こそ村山魂を思い起こす時。金本監督は「打たないとね、やっぱり。打って走って勢いをつけていかないと」と打線の奮起を促した。

 突破口を期待するのは打率2割6分と低調気味の高山だ。入団以来、高山流に任せてきたが10日、室内練習場で初めて本格的に打撃指導。苦しむ内角打ち克服へ10分間、身ぶり手ぶりで手本を示して助言した。

 「ドアスイングだからね。パッとインサイドに来た時、タイミングが遅いから差し込まれる。でも一番教えるのが難しい回転軸は完成されている。あとはバットの出し方とタイミング、慣れ、の3つだね。ひとときの調子が(戻れば)ね」

 開幕からの大活躍で他球団もマークを強化。長丁場の疲労も打撃を狂わせているとみている。「いくらいい選手でもまだ1年目。俺も壁や迷いがなくなったのは、36歳と遅かったからね。でも(本人も)今のままでいいと思ってないでしょう」。最初の試練を乗り越え、メモリアルデーの白星を導け。金本打法でいざ出陣だ。【松井清員】