中日が久しぶりの借金生活に入った。4月から38試合守ってきた勝率5割ラインを割った。負け越しがかかった試合の連勝も6で終わり。4日は左肘痛から復帰する大野が先発する。大黒柱とともに再出発だ。
7回。力投していたジョーダンが2点を勝ち越された。直前にナニータが吉持の好守に阻まれ併殺。左翼席のわずかな一角に陣取った楽天ファンはお祭り騒ぎ。パ・リーグ最下位チームの進撃ムードに押されるように崩れた。
3月のオープン戦でも対戦していた左腕塩見だが、さっぱり合わなかった。2回の福田の同点犠飛だけ。先制されてもすぐに追いついたが、その後はぱったり。谷繁監督は「チャンスというチャンスも…。向こうは勝負に出て1本出て、こちらは出なかった。そういう試合。今日はとくに話すことないよ」とサバサバと会見を切り上げた。
まだまだ前を向ける大きな要素が、大野だ。左肘痛が癒え、2軍戦2試合を経て、万全でこの日合流した。谷繁監督は直接「勝つ投球をしてくれ」と伝えた。左腕は「戻ってきたからには勝てる投球をする。やらなきゃあかんなという気持ち」と緊張感を高めた。
勝率5割を切ったのは4月14日以来。ちょうど大野不在の期間と重なる。復活劇は、新人も含め総力結集で踏ん張ってきた投手陣に有形無形の力を与える。【柏原誠】



