阪神が、苦手な「ナイター明けデーゲーム」に、いつもより練習開始を遅らせる荒業で快勝を収めた。今季ナイター翌日のデーゲームは3勝7敗だった。

 ホーム甲子園で午後2時開始のデーゲーム。普段なら午前10時10分に若手らの早出組が練習を開始する。この日は早出練習をやめ、選手全員がそろったのは同30分。集合時間に余裕をもたせ、打撃練習はきっかり1時間、集中した。

 この効果が出た。1回にいきなり打線がつながる。鳥谷、北條の1、2番が連打で出ると前日は休養で欠場していた3番福留が先制の右前打。これで乗ったベテランは3回先頭で中前打を放ち2点追加のきっかけをつくり、4回にも3打席連続安打で今季3度目の猛打賞。練習開始を遅らせたことに「選手はそういうのはうれしいものですよ。連戦も続いているし、助かりますね」と歓迎していた。

 金本監督は「立ち上がりに一気に攻めたのは久しぶりじゃないか。練習を短くした分、連続ティー打撃とかアメリカンノックで体のキレを出させた」と新たな試みに手応え。チームは貯金生活に復帰した。【高原寿夫】