「タジ魔神」中日田島慎二投手(26)がまたレコードブックに名を刻んだ。2点差の9回にクリーンアップを3者凡退。連続無失点を31試合に伸ばし、高橋聡文(現阪神)の球団記録に並んだ。
「タ・ジ・マ!」登場からコールがやまない。場内のテンションに合わせるように、また相手を圧倒した。茂木、ウィーラーを内野ゴロ。松井稼は139キロのフォークを完璧に低く制球し、空振り三振だ。この7試合は1人の走者も出さず1イニング3人切り。谷繁監督は「単純にすごい記録。なかなかできない。ベンチで待っていて安心している」と最敬礼だ。
吉見とともにお立ち台で並んだ。「丁寧に投げれば抑えられると思った。1つ1つ冷静になれた。出来すぎです。吉見さんが作ってくれた流れに乗っかっただけです」と感謝した。
元竜のセットアッパー高橋とは入団以来ブルペンで長い時間を過ごし、鳥取自主トレでも一緒。強心臓の先輩を見て、投手コーチからは「おまえもああいう風になれ」と言われていた。「アキフミさんの数字に並べてすごくうれしい」とはにかんだ。開幕時の必勝リレーだった福谷、又吉が2軍降格するなど不安定なブルペン陣で1人、圧倒的な存在を放っている。
4連敗を阻止する完封リレーを締めた。次は阪神藤川の日本記録、38試合が待つ。「投げ始めたら記録は全く意識しません」。いつもの言葉で締めくくった。【柏原誠】



