阪神原口文仁捕手(24)が、6回に試合を振り出しに戻す同点適時二塁打を放った。西武先発野上の初球直球を振り抜き、左中間を真っ二つ。6試合ぶりの打点を挙げた。
「いいところに打球が飛んでくれました。甘いボールでストライクを取りにきたら行くつもりでした。初球から思い切っていけました」
この日の甲子園は浜風とは逆の左翼から右翼方向への風だった。「風が吹いている方を意識して打ちました。(風に)引っかかってあっち(左中間)にいきました」と、その風を考慮して飛ばした打球だった。原口の言葉通りか放った打球は、風で中堅方向に流され左中間へ飛んだ。まさに頭脳プレー。前日4日の試合は蓄積疲労を考慮され、27試合ぶりにスタメンを外れ積極的休養を取った。そのおかげで、体だけでなく頭もキレキレだ。
ここまで5月のMVP候補にまで挙がるほど好調な原口の打撃には、大きな特徴がある。この日の打球も左中間。これで今季放った35本の安打で、センターから左方向へのヒットは29本目だ。率で表すと実に8割超と、顕著なプルヒッターぶりだ。原口自身この数字に「たまたまですよ」と話すが、逆方向を意識することなくただ力強いスイングだけを心がけるところが、原口の打撃を支えているのだろう。
今日6日に休養を挟み、明日7日から千葉、札幌とビジターでの6連戦が待っている。原口がまっしぐらに駆け抜ける。【梶本長之】



