阪神ゴメスが来日初となる3番で先発出場し、マルチ安打を記録した。千葉に乗り込んでからは前日8日までの2試合で6三振。好機でことごとく凡退し、金本監督からも「ブレーキ。調子が悪い。どん底じゃないかな」と苦言を呈されていた助っ人が復調気配をみせた。
「どの打順でも攻め方は変わらない。シーズンを通していいときも悪いときもある。できることをしてやるだけだよ」
4回無死一塁でロッテ二木の高め直球を華麗に流し打ち。一塁線への痛烈な打球はあっという間にフェンスに到着。これぞG砲の打球だ。6回1死一塁でも中前へきっちりヒットを放った。片岡打撃コーチも「今日出たことで気分的に楽になるんじゃないか」と安堵(あんど)の表情だ。
試合前練習では、片岡打撃コーチとオマリー打撃コーチ補佐から打撃フォームについてあらためて指導を受けた。ボールを台に置いて行うティー打撃を普段より多めにこなし、右足のタメを意識してスイングに取り組んだ。「状態は悪くないんだ。(スイングを)変化させるのは怖くないよ」。結果が出ないとすぐに新しいことに挑戦。柔軟な姿勢こそ、一時的に結果が出なくてもすぐに復調できる要因だろう。
今日10日からは札幌に乗り込んでの日本ハム戦。昨年は12打数1安打の打率8分3厘と抑え込まれた悔しさを晴らしたい。4連敗を喫したチームの中でドミニカンの復活は、大きな収穫だ。【梶本長之】



