<横浜0-3中日>◇27日◇横浜

 1軍初登板初先発の横浜国吉佑樹投手(19)が5回2失点の力投も、初白星はならなかった。「マウンドに上がって人の多さと雰囲気が違うのにびっくりした。立ち上がりは緊張して自分の思う投球ができなかった」と、初回にいきなり2失点。それでも2回以降は粘りの投球で無失点に抑えた。195センチの長身から投げ下ろす直球は最速148キロをマーク。変化球の制球に苦心しながらも、自分のリズムで投げることに集中した。

 育成出身の右腕は「次回は変化球をしっかり修正したい。2回以降は切り替えて点を取られなかったので、合格点ではないけど、それなりに投げられたと思う」と手応え。尾花監督も「立ち上がりは苦労したけど、その後はいい投球だった」と評価した。