<巨人1-4横浜>◇4日◇東京ドーム

 育成枠から7月に支配下選手登録された横浜先発の国吉佑樹投手(20)がプロ初勝利をつかんだ。195センチの長身から140キロ前後の角度のある速球で押し、7回を1失点。肘の位置が下がる悪癖を修正して制球を安定させ、無四球の制球力が何よりも光った。

 米国人を祖父に持ち端正な顔立ちの国吉は「両親と指導者に感謝です。野球をやっていて良かった」と笑顔を見せた。熊本・秀岳館高から入団した昨年から体重は15キロも増加。力強さが数段増した右腕は「今日みたいにグイグイ速球で押す投球を続けたい」と目を輝かせた。