広島のドラフト1位高橋大樹外野手(18=龍谷大平安)が名刺代わりの1発を放った。5日、京都市伏見区の同校野球部グラウンドで自主トレを公開。ロングティーでは120メートルの中堅フェンスを超え、後方にある高さ約10メートルの防護ネット最上部に当たる推定140メートル弾を打ち込んだ。

 高校通算43発のパワーを見せつけた形だが、高橋は「この間は(ネットを)超えたんですけど」と残念がった。原田英彦監督(52)も「彼の打球はセンター方向が伸びる。飛ばす力はあります」と話した。

 現在は昨年手術した右肩、右肘の故障再発を防ぐべく、ダンベルなどによるトレーニングも続けており「シーズン通してケガなくやれれば不安もなくなると思います」と前向き。「今年は最低1回は1軍に昇格したい」という目標に向け、プロでやれる体作りを進める。