味方に優しい“エコ投法”で無失点継続だ。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が、先発する18日ソフトバンク戦に向け、省エネ投球を誓った。前回登板の10日楽天戦は、9イニングでは自身最少の95球で完封勝利。今度は連敗ストッパーとして本拠地マウンドに上がる。

 95球の完投には「早打ちしてくれた面もあってうまくいった」と振り返ったが、チームの今季完投数はダルビッシュが2度あるのみ。22試合消化での2完投は、西武と並びリーグで2番目に少なく、ブルペン陣の負担増は感じている。「完投?

 できればそうしたい」と口にした。

 完投はブルペン陣の休息をもたらすだけでなく、球数の少ないテンポのいい投球は、守備陣のリズムも生む。ダルビッシュの登板4試合でチーム無失策は、まったくの無関係ではないはずだ。ダルビッシュは「いつも助けられている」と守備陣をたたえるが、相乗効果のきっかけは、エースのテンポの良さだろう。

 前回は完投指令を出した梨田監督は「頑張ってもらわないと。昨日も投げていたら勝てていたけれど。中5日で無理はさせられない」と話した。札幌ドームでは開幕から27イニング無失点を継続する大黒柱を、万全を期しての中7日でマウンドに送り、連敗ストップを託す。

 移動日だった17日、ダルビッシュは室内練習場でキャッチボールやダッシュなど行い、体をほぐした。「体が少し重かったけど、明日になったら体にキレが出てくると思う」。エコ投球は、味方だけでなく、ファンにも爽快(そうかい)感のある白星を届ける。【村上秀明】