腰痛で現在ファームで調整中の巨人高橋由伸外野手(33)が5日、早ければ11日の日本ハム戦(札幌ドーム)から1軍に合流する見通しが立った。この日、原監督と高橋由本人が復帰する時期の目安として設定した。5月4日に出場選手登録を外れてから約1カ月。頼れるチームリーダーが戦列に戻ってくる。

 神戸からの帰京便を待つ新神戸駅で原監督は高橋由の復帰時期について「札幌あたりで戻ってきて欲しいという気持ちはある。(札幌が)1つの目安?

 そうですね」と明かした。その数時間後、ジャイアンツ球場での練習を終えた高橋由は監督の思いに呼応するように見通しを語った。

 高橋由

 明日から(調整ペースを)上げていきたい。札幌とは言わず、1日も早く戻りたい気持ちがずっとある。でも(体調面について)ウソはつけませんから。

 離脱でチームに迷惑をかけた責任感と、再昇格するからには万全を期したい思い。てんびんにかけながら慎重に言葉を選んだ。実戦OKまであとひと息の段階だ。この日は約1時間、ティー、マシン打撃に取り組んだ。「走る、守るより、問題は打つほう」と腰の状態について語った。最も負荷のかかる動きを、フルスイングに近い形でこなせるまで回復してきた。

 交流戦はパ・リーグ主催試合で指名打者制を採用している。実際、当初は3日オリックス戦から復帰する目標で調整していた。まずはDHからの青写真だ。ただ原監督は「矢野のようになっても困るし…。本人の意向を確認しないとね」とも言う。強行出場で再発しての長期離脱だけは避けなくてはならない。11日の日本ハム戦ギリギリまで状態を見極め、間に合わない場合は無理せず2軍戦出場のステップを踏む予定だ。主軸を欠き得点力不足に悩む打線にあって、高橋由の復帰はこれ以上ない明るい材料。チームリーダーが戻ってくるまで、もう少しだけ辛抱して待つ。【宮下敬至】