左ひじ手術の影響で昨年試合出場ゼロに終わったソフトバンク神内靖投手(25)の“1軍合流”プランが13日、浮上した。14日と15日の教育リーグ広島戦(由宇)で中継ぎの連投テストを実施。その先の調整について、斉藤学2軍投手コーチ(45)は「連投して問題がなければ地元に戻った後に上(1軍)で1度投げて、様子を見て、と思っている」と青写真を明かした。

 由宇遠征後の2軍は27日のウエスタン・リーグ開幕までわずか4試合。一方、1軍は17日以降に福岡ヤフードームでオープン戦11試合を残している。各球団の主力級が多く出場する終盤戦だけに、1軍打者との対戦感覚を取り戻すには絶好の機会になる。神内は11日の教育リーグ阪神戦も1イニングを投げた。「(ひじは)問題はなかった。この連投でどうかやね」。初の2連投を経由し、次のステップを目指す。

 昨年3月に断裂した左ひじ内側側副靱帯(じんたい)を手術。左手首にある2本の腱(けん)のうち、1本を部分的に移植する大がかりなもので、斉藤コーチは「最初の3カ月くらいはやる気なさそうだった」と当時を振り返る。そこから牛歩のようなリハビリを重ね、2月28日教育リーグで363日ぶりの実戦マウンドに立ったばかり。1軍ブランクがある神内にプラス効果は大きい。

 左のリリーフが手薄なチーム事情もある。現在1軍の中継ぎ左腕は小椋と篠原、三瀬がいるが、高山投手コーチは2軍との入れ替えについて「そういうのも含めて検討中」と話す。神内が好投すれば一躍、開幕1軍、セットアッパー候補にすら浮上する可能性もある。復活寸前の左腕が競争意識を高めることになりそうだ。【押谷謙爾】

 [2009年3月14日10時39分

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