<ロッテ2-1横浜>◇19日◇千葉マリン

 横浜は大矢明彦監督(61)が前日18日、成績不振を理由にシーズン途中で事実上の解任。初采配となった田代富雄監督代行(54)は、初陣を飾れなかった。

 横浜田代監督代行は、サバサバした表情でベンチ裏に出てきた。「残念だったですね」。悲壮感はない。だが唐川相手に1点しか奪えなかった現実からは逃げなかった。「マリン特有の低めの浮いてくる球の見極めに苦労した。でもベンチの雰囲気は行くぞ、という感じになっている」。手応えさえ感じていた。

 攻撃野球の色を出した。3番だった内川を1番に起用し、2軍から昇格した下園を先発2番に置いた。1番内川について「出塁が一番いいということ。勢いをつけてもらおうと。基本(打順)じゃないけど今はこういう状況だから」と説明。就任会見で話した「攻め」を打順でも示した。

 2軍監督や打撃コーチを歴任し、選手の成長過程を見てきたから分かることがある。1回2死一塁で村田の打席では一塁走者が盗塁死したが「今の村田の状態なら一塁より二塁にいた方が楽かなと思った」と、軽打をサインで促した。村田も「チームは変わろうとしている」と感じ取っていた。

 石井が決勝点を奪われての敗戦も、新指揮官は「こっちも我慢してやっていく。点は取られたけど、次の何勝につながる」と先を見据えていた。チームは5連敗。だが巻き返す自信にあふれていた。【今井貴久】

 [2009年5月20日9時30分

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