横浜は23日、首脳陣、選手、裏方だけでなく佐々木球団社長をはじめフロントも出席した異例の決起集会を横浜市内の焼き肉店で開催した。中締めのあいさつで村田修一選手会長(28)が田代富雄監督代行(54)の来季続投を願った。同会後、村田は「(田代監督代行は)コーチ時代から育ててもらったので何とかしたい。(続投に)なれば最高ですね」と話した。

 午後9時終了を予定していたが、結局午後11時前まで盛り上がった。村上チーム運営部門統括は「村田が外国人選手と最後まで話していた」と、選手会長が率先してコミュニケーションを取っていたと説明。「田代続投要望」には「もともと社長も私も、田代監督代行を支えるつもりでいますから」と答えた。

 田代監督代行は乾杯の発声を前に「愚痴の酒は飲まない。あしたの酒を飲もう」とあいさつした。「気持ちはみんな持ってるから。結果はなかなかついてこないけど、思いは1つ」と、あらためて浮上への強い思いを確認していた。村田には「おれのことを『オバQ』って言ったしな」と、終始和やかな雰囲気。雑音を封じるには結果を出すしかない。「オバQを男に」を合言葉にチームが束になる。【今井貴久】

 [2009年6月24日7時5分

 紙面から]ソーシャルブックマーク