今季最多の借金22で最下位に沈むオリックスが、フロント主導による「地獄の秋季キャンプ」を用意していることが7日、分かった。クライマックスシリーズ(CS)出場を逃した場合の“厳罰”として、10月15日から秋季キャンプを開催する計画を進行。しかも11月21日までの38日間、前代未聞のロングキャンプだ。
パ・リーグのCS第1ステージは10月16日に始まる。球界が盛り上がるその前日から、オリックスはもう来季へ動き出す。CS前キャンプは、他球団にも前例のない荒療治だ。シーズン最終戦からも1週間あるかないかの短期間だが、球団首脳は「弱いのだから練習するしかない。それも1日も早く動き出した方がいい」ときっぱり言い切った。
日数も半端ではない。通常の秋季キャンプは10月下旬から約3週間、CSや日本シリーズを戦った上位チームは11月中の2週間程度が平均的。だが今回、オリックスナインには他球団の約2倍、3倍もの練習時間が準備された。来季巻き返しへ、鍛え上げるしかないと決断したフロントの強い決意の表れでもあった。
開催地も球団の赤字経営による経費削減で高知から撤退し、自宅から通える神戸に変更される。秋のスカイマークスタジアムは比較的温暖だが、寒暖差は激しい。最下位低迷の多くのツケが一気に回された形だ。
神戸キャンプは確定だが、逆転3位圏内を勝ち取れば“厳罰”はなくなる。だが残り25試合で3位楽天に12ゲーム差。あと2敗で今季負け越しも決まる厳しい状況だ。待ち受ける「地獄の神戸キャンプ」で、一足早い出直しの秋となりそうだ。
[2009年9月8日11時19分
紙面から]ソーシャルブックマーク



