ロッテ橋本将捕手(33)がFA移籍を視野に入れていることが18日、分かった。秋季キャンプの荷物出しで千葉マリンを訪れ、「去年よりFA権を行使したい気持ちはある」と明かした。昨年初めて権利を取得したが、「バレンタイン監督を胴上げしたい」と行使せずに残留した。

 だが、同監督が退団してチーム体制が一新したことを受け、今後について考えるきっかけになった。家族から「もう1度チャレンジしてもいいんじゃない」と励まされたという。「まずは球団と話してから。やっぱり試合に出たいというのが一番ですからじっくり考えたいと思います」と話した。

 今季は94試合に出場、打率2割3分4厘と不本意な成績に終わった。しかし経験豊富なリードと左の強打者として評価は高く、FA宣言した場合は、横浜、楽天など複数球団が調査に乗り出す可能性がある。

 [2009年10月19日8時29分

 紙面から]ソーシャルブックマーク