楽天田中将大投手(21)が永井、小山とともに8日からアリゾナ州に出発し、フィジオセラピー・アソシエーツ・テンピ・スポーツクリニックで、激戦の疲労回復に努めることになった。

 田中、永井は先発の柱として開幕からフル回転し、小山も一時はストッパーを務めるなど56試合に登板した。さらに田中は3月のWBCから投げ続ける中、右肩、ひじ、股(こ)関節などに痛みを抱えながら投げ続けた。今回の秋季練習では、故障や疲労を抱える主力選手は自由参加。特に疲労の色が濃い3投手に、球団から約1週間の予定でリハビリ施設でのオーバーホールを打診されていた。最年長の小山は「肩やひじのケアを勉強してきたい」と話した。来季、ブラウン新監督でリーグ優勝を勝ち取るために、主力選手に与えられたリフレッシュ旅行となりそうだ。【小松正明】

 [2009年11月5日7時59分

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