横浜村田修一内野手(29)が、前年比5キロ減の体重で本塁打キング奪還を目指す。25日、横須賀市のベイスターズ球場で2次自主トレを再開。1月8日から2週間の日程で行った奄美大島の自主トレでは3・5キロの減量に成功。昨季95キロから今季は90キロで戦う方針を示した。

 「年明けから長距離走を増やし下半身を鍛えた」。軽快な動作、鋭いスイングが体調の良さをうかがわせた。現在は92キロ。有酸素系トレーニングに加えて食事制限、禁酒を徹底して体を絞り込んだ。両太ももを肉離れした昨年の反省から思い立った行動だった。「去年の体重ではもう限界だった。おととしのタイトル(本塁打王)を取り返したい」と力を込めた。

 自主トレでは午前10時から午後5時まで約7時間のハードメニューをこなす。「去年2度も足を痛めて体をケアする意識がより高まった」という。スパイクにも工夫をこらす。全体の重さを軽量化するだけでなく、足首の可動域が広がるように従来のハイカット(足首を覆うタイプ)からローカットへ変更して、昨季肉離れした左右の太ももへの負担を減らす。「去年の教訓を生かすシーズンにしたい」と、巻き返しを誓った。【山内崇章】

 [2010年1月26日9時3分

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