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フォッサム新球フォーク!これで鬼に金棒

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 必殺スローカーブだけじゃない!! 阪神の新助っ人ケーシー・フォッサム投手(32=カブス)が16日、新球フォークの習得に取り組んでいることを明かした。久保投手コーチからフォークの握りを教わり、この日のブルペンでも試投。メジャー40勝の実績を誇る左腕が、異国の地で貪欲(どんよく)にレベルアップを狙っている。

 新しい扉に手をかけた。フォッサムがまるで子供のように目を輝かせた。

 「今、フォークを練習しているんだ。日本にはフォークを投げる投手が多いからね。米国には久保コーチみたいにフォークを教えてくれるコーチはそんなにいない。試合で投げたことはなかったし、楽しく練習しているよ」。

 この日はフリー打撃に初登板予定だったが、悪天候で中止。初登板は沖縄キャンプ最終日の18日に持ち越しとなり、ブルペンで85球を投げた。うち10球以上がフォーク。新球習得に対する意欲は半端ではない。久保投手コーチとボールの軌道も確かめ、新たな武器に加えようと必死だ。

 久保コーチは本人がフォークと話したボールに説明を付け加える。「チェンジアップの球速をもうちょっと遅く、という取り組みです。左打者に対しても、右打者にも使える。球速に奥行きをつけようと思って。サークルチェンジが難しくてなかなか覚えられないということで、遅いボールを投げられるグリップを模索しています」。厳密にはフォークに似た握りでチェンジアップに近い軌道を描くボールのようだ。

 昨季はヤンキース傘下3Aスクラントンで井川のチームメートとなり、虎の元エースのチェンジアップに興味を持った。“OKサイン”を作る握りのサークルチェンジを習得しようとしたが最終的に断念。小さく沈むチェンジアップ系のボールを欲していただけに、日本で教わった新球にかける思いは強い。

 最大の武器は最遅69キロと言われる超スローカーブ。自ら『フォッサム・フリップ』と命名した必殺技に、落ちる球が加われば、さらに緩急と投球の幅が広がる。flipには「軽く弾く」との意味があるが、今度は軽く挟む、だ。メジャー40勝という輝かしい実績を誇りながら、謙虚にレベルアップを図る。開幕ローテ候補の新助っ人は、まだまだ成長の余地がある。

 [2010年2月17日11時39分 紙面から]


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キーワード:

ケーシー・フォッサム

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