<中日4-6広島>◇27日◇ナゴヤドーム

 中日堂上直倫内野手(21)がプロ初本塁打となる3ランを放った。5点を追う9回1死一、二塁から広島ベイルの高め直球を左翼席に突き刺した。元中日投手の父照さん(59)、兄剛裕(25)に続き、堂上家では3人目となる本塁打。父子3人での本塁打はプロ野球史上初となった。

 井端の代役として出場選手登録されたのが16日。スタメン起用されてきたが、この試合まで26打数3安打と、がけっぷちに立たされていた。ようやく飛び出したプロ1号に「まさか入るとは…。食らいついていくつもりでいったら、最高の形になりました」と喜びを隠せなかった。

 5月、後にソフトバンクにトレードで移籍する清水将から声を掛けられた。「とにかく今、必死で頑張るしかないんだ」。頼み込んで帽子のツバに『今、頑張れ』とマジックで書き込んでもらった。汗でにじんだ文字が励みになっている。

 “ハンカチ世代”と呼ばれる学年。自分の外れ1位で入団した巨人坂本は、すっかりチームの主力となった。「まだまだこれからです」。4年目にして迎えたチャンスを、簡単に手放すわけにはいかない。

 [2010年6月28日7時55分

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