<阪神5-1中日>◇1日◇甲子園

 阪神が1点を追う8回、4連打を含む一挙5安打5得点の集中力で中日吉見を攻略した。1死から鳥谷、平野の連打で一、二塁。マートンが16試合連続安打となる左前打で、まず同点にすると、直後に4番新井貴浩内野手(33)が鋭い当たりの2点打を中前にはじき返した。

 「前の打席は満塁で打てなかった。だからもう1回、チャンスで回って来いと思っていた」という新井は、一塁を回ったところで2者が生還したのを確認すると、両手を大きく広げ、雄たけびを上げながら一たたきした。

 トドメは城島健司捕手(34)だ。高橋の147キロ直球を打ち砕いた。左翼への着弾を見届けるとバットをポーンと離して、喜んだ。2試合ぶりの13号2ランで試合をほぼ決着させた。「ちょっと先だったけど、バットがいい角度で入ってくれた」と納得の一打だった。

 チームはリーグ戦再開後、6勝4敗。打線も10試合中6試合で2ケタ安打を記録するなど、好調を持続する。最高のはずみをつけて、2日からは4ゲーム差を追いかける首位巨人との3連戦。5月2日以来2カ月ぶりとなる「伝統の一戦」で互角に渡り合えるだけの実力が、今の阪神には備わっている。【石田泰隆】

 [2010年7月2日8時39分

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