<広島0-4中日>◇16日◇マツダスタジアム
「原点回帰」クリーンアップがピタリとはまった。この日の主軸は6月9日の楽天戦(Kスタ宮城)以来、26試合ぶりに3番森野将彦内野手(31)4番トニ・ブランコ内野手(29)5番和田一浩外野手(38)の順。「脇を固まってきた。あとは3、4、5番…。このフレーズはずっと使うよ」。指揮官はそう言ってクリーンアップの尻をたたいてきたが、15日に戦列を離れていた井端弘和内野手(35)が約5週間ぶりに1軍に復帰。オレ流が本来の形に戻りつつある。
効果はすぐに現れた。2回、先頭のブランコが粘って四球を選ぶと、続く和田が広島篠田の直球を流し打ち。打順が入れ替わった2人で無死一、二塁のチャンスを演出し、セサルの先制タイムリーを呼び込んだ。「違いはないよ。それは監督が決めることだから」。4番に復帰したブランコはサラリとそう言ったが、1試合3四球は来日初。ヒットこそなかったが、つなぎに徹する選球眼を披露した。
貴重な追加点を運んだのは和田のバットだった。7回、2死二塁。代わったばかりの広島梅津のスライダーをつかまえた。左翼席に突き刺さる24号2ランはマツダスタジアムで昨季から19試合で9本塁打目。5番に戻った和田が、その力を存分に発揮した。「状態を見ながらだ」。1カ月前、刺激的な4番交代を断行した指揮官は、4番についてこう話した。この日の打順変更は“非常事態”にあったクリーンアップが、正常に戻ったという証拠でもあった。【桝井聡】
[2010年7月17日12時9分
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