2軍調整を続ける中日山本昌投手(44)の今季1軍初登板が8月1日の阪神戦(甲子園)になる可能性が高まった。25日、ナゴヤ球場で行われる2軍紅白戦に先発することが22日、明らかになった。投球内容に問題がなければ1軍昇格となる、最終テストで、そのまま中6日の登板間隔で今季1軍初登板初先発に臨むことになりそうだ。

 現役引退をかけた今季は、左肩甲骨付近の違和感や左足痛などで大幅に出遅れた。だが、11日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で5回1失点に抑えると、18日の同リーグ、オリックス戦でも5回5安打無失点。2試合連続となる好投に「試合に投げられる準備は整った」と手応えを語っていた。

 首脳陣が現役最強の“虎ハンター”をぶつける可能性は高い。山本昌は阪神戦102試合に登板し、44勝25敗2セーブ。広島に並んでもっとも白星を奪っている相手だ。現在、2・5ゲーム差で追いかける2位阪神との差を一気に詰めるためには、百戦錬磨の左腕は適任だ。

 今季白星を挙げれば23年連続勝利となり、自らが持つセ・リーグ記録を更新する。さらに工藤(現西武)が85年~07年にかけてつくった日本記録にも並ぶ。20日のソフトバンク戦で今季初登板し、実働年数記録を29年に伸ばした尊敬する3歳年上の左腕に、負けてはいられない。苦しみ抜いた背番号34がついに1軍のマウンドに上がる。

 [2010年7月23日11時33分

 紙面から]ソーシャルブックマーク