後半戦はオレについて来い!
阪神は24日、甲子園で全体練習を再開し、金本知憲外野手(42)が若手の先頭に立ってチームをけん引した。80メートルダッシュで並走した安藤に勝負を挑んで圧勝。50メートル往復リレーでも若手組に入って全力疾走するなど、年齢を度外視した動きで盛り上げた。前半戦は右肩痛で先発を外れるなど本来の力を発揮できなかったが、金本のはつらつとした動きに真弓監督は後半戦の開幕ダッシュを期待した。
とても42歳とは思えない。最高気温35度。午後4時に練習が開始されたとはいえ、グラウンドには強い西日がさし込み、じっとしているだけでも大粒の汗が流れ落ちる。そんな悪条件?
で最年長金本の声がグラウンド中に響き渡った。
「安ちゃーん」。ウオーミングアップ後に行われた80メートルダッシュ。金本は同組ペアで走った投手の安藤を挑発するように掛け出した。スタートダッシュに成功すると、約5メートル後ろから追い掛けて来る安藤の位置を何度も確認しながら全力疾走。その差を保ったままゴールに飛び込み、右拳を握ってガッツポーズだ。
激走はさらに続いた。80メートルダッシュを6本走り終えると、休む間もなく行われた50メートル往復ダッシュリレーに参加。桧山、新井らベテラン組には若手よりも約5メートル距離が短いハンディが与えられたが、金本はこれを拒否。率先して若手組に交じり、走った。結果は5組中4位に終わったが、必死の形相で両腕を振って走る姿は、後半戦にかける思いが凝縮されていた。
後半戦の開幕ダッシュを掲げる真弓監督も、金本のはつらつとした動きを心から喜んだ。練習中から熱視線を送り、練習後も「カネは元気やったね」とご満悦の様子。チームは巨人に0・5ゲーム差の2位につけ、27日の横浜戦から甲子園で6連戦を戦う。その後は4週間に及ぶ長期ロードに出るため、逆転Vを狙う意味でも、この男に掛ける思いは人一倍強い。「スタートが大事。金本に期待?
もちろんしているよ」。球宴明けの練習再開初日に、若手顔負けの動きを見せた金本の存在が何よりも心強い。
[2010年7月25日11時47分
紙面から]ソーシャルブックマーク




