打撃不振と右ひざ痛で登録を抹消されていた中日トニ・ブランコ内野手(29)が17日の巨人戦(ナゴヤドーム)で1軍復帰する。この日はナゴヤ球場でフリー打撃や守備練習を行い「体の調子はだいぶいい。とにかく自分の仕事をするだけ。チャンスを与えられたら、前向きに頑張りたい」と話した。5番一塁でのスタメンが濃厚だ。

 ついに大砲が戻ってくる。7日に登録を抹消され、ナゴヤ球場で練習を続けてきたブランコは、14日のヤマハとのプロアマ交流戦では本塁打を放つなど、調子は上向き。「疲れも取れた。(降格前は)なかなかうまくいかなかったけど、(調子が)戻ってきた気がする」と表情も柔らかい。

 井上打撃コーチも、フリー打撃でサク越えを連発したブランコに「あんなもんでしょう。気持ちの問題だから。10日間プレッシャーのないところにいて、どれだけリフレッシュできたか。徐々にやってくれればいいよ」と話した。

 ブランコが2軍に降格した後、落合監督は5番に小池、堂上剛、谷繁を日替わりで据えたが、5番打者の成績は計8試合で26打数2安打(代打含む)。主軸にも関わらず犠打のサインが出されることもあったが、1発の危険性があるブランコが戻ってくれば、相手投手にとっては打席に立つだけで脅威となるはずだ。

 17日先発が予想される巨人グライシンガーは、昨年11打数6安打、2本塁打と相性もいい。「とにかくどこであれ一生懸命やるだけ。チームの役に立てるように頑張るだけさ」。今季はここまで打率2割3分9厘と低迷しているが、大砲が調子を取り戻せば、逆転優勝も自然と近づいてくるはずだ。【福岡吉央】

 [2010年8月17日10時59分

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