中日がオリックスからFA宣言した後藤光尊内野手(32)にすでに獲得の意思を伝え、オリックスが提示した3年総額3億円を上回る条件提示を用意していることが22日、分かった。交渉解禁の18日以降も、静観の姿勢を貫いていたが、球団幹部によれば、すでに本人に獲得に乗り出す意思を伝えたという。条件面について、同幹部は「オリックスの提示した条件は妥当なものだと思う。ただ、うちはそれより少し上になるだろう」と話した。10月末に残留交渉を行ったオリックスが後藤に提示した3年3億円を上回る大型契約を用意しているという。落合博満監督(56)は後藤と同じ秋田県出身で、卓越した打撃理論を持つ。優勝を争えるチーム力と合わせ、後藤にとって魅力ある環境が整っており、条件面で後藤の決断を促せるかどうかがカギとなりそうだ。

 [2010年11月23日8時47分

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