中日小笠原孝投手(34)が6日、ヤクルトとの練習試合(ナゴヤ)で2年連続開幕ローテーション入りを確実にした。朝倉に続く2番手で4回から登板すると、緩急自在のピッチングでヤクルト打線を手玉に取った。まず、先頭の4番ホワイトセルから110キロのカーブで空振り三振を奪うと、5回には昨季の首位打者・青木から鋭いシンカーで空振り三振を奪うなど3イニングを1安打無失点。5三振を奪う完璧な投球だった。
「前回よりはよかったと思います。課題としていることができました」。身長173センチの小笠原にとって生命線は、低めへの制球力だ。前回登板となった30日阪神戦では球が高めに浮いた初回に3失点したが、この日は各球種を徹底して低めに集めた。
「投げるやつがいないわけじゃない。最初の9試合は今(1軍に)いる投手でいこうと思っている」。森ヘッドコーチはこの日の試合後、最初の3カードの先発構想に言及した。左足内転筋痛で出遅れた左腕チェンの実戦復帰にはもう少し時間がかかるだけに、当面左の柱はキャンプから1軍に生き残っている小笠原となる。「準備は整いました。あとは気持ちだけです」。次は本番-。経験豊富な左腕の視線は早くも自身の今季初登板を見据えていた。【鈴木忠平】



