“ストップ・ザ・ソフトバンク”に向け、巨人は切り札ガッツ投入だ。左ふくらはぎ上部の打撲で戦線離脱中の小笠原道大内野手(37)が、8日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)から1軍復帰予定であることが2日、明らかになった。第2の2軍のJR東日本戦(5日、ジャイアンツ球場)で実戦復帰し、状態が良ければ福岡遠征に同行する。ソフトバンクは交流戦一回りでセ・リーグ相手に10連勝し、巨人も1-2で2連敗した。ガッツ復活で勢いを止めつつ、反攻態勢を整える。

 10連勝ソフトバンクの独壇場になりつつある、今年の交流戦。このままじゃ終われないセ・リーグ勢の中、巨人は切り札・小笠原をソフトバンク戦に投入する可能性が高まった。この日、首脳陣はジャイアンツ球場で調整中の小笠原、高橋由、亀井の状態を確認。原監督は「(復帰は)予定でいうならガッツが一番早い」と明言。その小笠原の復帰について岡崎ヘッドコーチは「5日に出てダメなら7日(イースタン・リーグ、横浜戦)に出て(1軍復帰)という形になる。5日に出て状態がどうかですね。最短でそう(8日)だったらいいかな」と、順調にいけばソフトバンク戦で復帰との青写真を披露した。

 小笠原は先月13日広島戦での死球で左ふくらはぎを打撲し、戦線を離脱した。その後は焦らずキャッチボールから徐々にメニューを増やし、この日は室内ながら初めてフリー打撃を行った。左右それぞれの投手を相手に計78回、打球音を響かせた。

 それでも5日の出場については「順調にいけば、ですね。あと2日あるので」とし、8日の1軍復帰に関しても「状態を見てなので断言はできません。その日までの状態で順調にいけば、というところです」と慎重な言い回しに終始した。それでも藤井の投球を打席に入って11球見送って目慣らしするなど、来るべき実戦への準備は着々。試合では守備につくのかと問われ「もちろんそうなると思います」。着実に臨戦態勢を整えている。

 左肋骨(ろっこつ)骨折の高橋由と右手薬指骨折の亀井は、7日のイースタン・リーグ横浜戦出場の見込み。うまくいけば11日オリックス戦(京セラ)から1軍復帰の予定で、原監督は「(復帰順は)ガッツ、由伸、亀井になるんじゃないかな。1カードずつですね」と語った。

 現在の借金は2。まずは敵地で2連勝した楽天を今日3日からの東京ドーム2連戦でたたいて借金を返済し、続く日本ハム戦で貯金を確保。そしてソフトバンクの快進撃をガッツ復活で止め、上昇気流に乗ったところで由伸と亀井も復活する-。巨人反攻のシナリオが、書き上がった。【浜本卓也】