中日荒木雅博内野手(33)が昨年4月以来、1年ぶりの二塁スタメンで復帰する可能性が浮上した。ヤクルトとの首位決戦へ向け、11日にナゴヤドームで練習を行った荒木は遊撃ではなく、二塁でノックを受けた。「監督からやっておくように言われたので。(故障は)大丈夫です」。現在、遊撃は岩崎達が安定した動きをみせているが、二塁は井端、堂上直、水田らで固定できずにいる。そこで両方のポジションを高いレベルでこなせる荒木を二塁に戻す構想が動きだしている模様。「僕は言われたところで頑張ります」。遊撃コンバートへの不退転の決意から、オフに二塁用グラブを処分したという荒木だが、チーム事情からどこでも守る意欲を見せた。