<巨人1-4横浜>◇4日◇東京ドーム
消化試合かよ。巨人が、情けない試合運びで完敗した。8回2死走者なしから攻撃を受け、ダメ押し点を奪われた。「横浜ベイスターズ♪
夢を追いかけろ~♪」。左翼席の横浜ファンの歌声が、空席の目立つ東京ドームに響いた。3万2584人。実数発表の始まった05年以来、3万3000人を割ったのは初めて。悲しい記録が、敗戦のダメージを増幅させる。
試合後の原辰徳監督(53)。表情には出さないが、いつもより早口なのが、怒りを物語っていた。
原監督
今日は大事なスタートのゲームではあるけどもね、チーム力として半分くらいしか出なかったね。それでは、こういうふうになるでしょう。それぞれがね、総決算という部分のね、大事な意味があるわけだから。1人1人がもう少し力を振り絞ってね、持っている力の7割8割9割を出さないとね、選手としての価値はない。
ラストスパート9連戦の初戦だった。試合前の段階で、首位ヤクルトに5・5ゲーム差の3位。まだ、夢を追いかけられる場所にいた。横浜は5回1死、投手ゴロで2死を取ると、3死とアウトカウントを勘違いして、内野手が一斉にベンチに戻ろうとした。緊張感の薄い珍プレーが出てしまう最下位チームに、巨人は淡々と敗れた。
プロ初勝利献上は今季9人目と、同じ失敗を繰り返している。原監督は最後に「明日はまた、80、90%の力が出せるように頑張っていきます」。過去と比較して少ないとはいえ、3万を超えるファンが、巨人の好プレーを待っている。応えなければ、監督の言う通り、選手の価値はない。【金子航】



