これが大変キャンプや!
阪神の秋季キャンプが3日、高知・安芸でスタートした。打撃向上が課題の俊介外野手(24)を、日替わりの強化選手に指名。約4時間ほぼぶっ続けでフリー打撃などで打ち続けた。初日から異例の練習メニューを課し、早くも和田豊新監督(49)のイズム全開だった。大化けを求めるキャンプは、ほんまに大変やで~。
打つべし、打つべし、打つべし!
和田イズム全開の大変キャンプが幕を開けた。午前の守備練習を終え、俊介は午後から約4時間打ちっ放しで汗と泥にまみれた。手にマメができ、破れても、フラフラになってもボールを打ち続けた。
和田監督
片岡コーチがメニューを組んでくれた。まずは俊介を何とかしてやろうということ。明日はまた違う選手が名を連ねる。みんなが同じことをやるのではなく、時間も個人個人で変わってくる。同じことをしていたら、差が出ない、というメッセージが含まれている。それがしっかりとメニューに組まれている。
発案は片岡打撃コーチだが、和田監督の熱いメッセージはしっかりとコーチ陣に伝わっていた。和田監督はノックバットを手に、打撃ケージ後ろから鋭い視線を送り続けた。打撃コーチ時代と変わらず、森田らにアドバイスを送る場面もあった。
通常のフリー打撃は、打撃投手2人の球とマシンの球を各1回りずつ打つが、俊介はその3カ所のフリー打撃をなんと4回り、のべ12カ所もこなした。さらにロングティーにトス打撃、最後は薄暗くなったグラウンドで特打を敢行。ティー打撃から数えること実に884スイング!
通常のメニューをこなした森田はフリー打撃で102スイング、特打で138スイング。その差は歴然だ。俊介は握力がなくなり始めた手を、時折ぶらぶらと揺らしながら、とことん振り込んだ。
俊介
試すのはこの時期しかできない。数を振り込んで、自分でも変われるように。練習でここまで振り込んだのは初めてです。疲れてからが自分のためになるので、気持ちを高めてやった。
和田監督が期待するように大変身しなければならない。昨年は新人ながら守備と走塁を武器にスーパーサブとして124試合に出場も、今季は108試合の出場にとどまった。開幕から中堅の定位置をつかんだが、途中で失速。初めて2軍落ちも経験し、最後は柴田にレギュラーを奪われた。悔しくないはずがない。
俊介
そのぐらいしないと変われないと思う。去年(今季)は悔しかったし、情けない気持ちもあるので。
球場を離れる際「素振りを1時間ぐらいやります」と宿舎での夜間トレも予告。初日1000スイング越えは確実だ。変わらなきゃ。和田監督と選手の思いはがっちりと一致している。【岡本亜貴子】



