巨人藤村大介内野手(22)に20日、「正二塁手への金言」が授けられた。篠塚和典氏(54=日刊スポーツ評論家)は80年代以降、巨人の二塁手として活躍。「二塁手は自分以降、ころころ変わっている。長く守ってもらいたい」と、昨季119試合出場で盗塁王を獲得した藤村を後継者にと期待。そのための「3カ条」を掲げた。【その一
予測への準備】
「守備で打者の特徴を見たりしていましたが、まだうまくいかなくて」と話す藤村に、守備位置からネクストバッターズサークルにいる次打者の素振りを見て特徴を探ることを例に挙げ、予測のために準備する重要性を説いた。「何を意識して守っているのかは、ものすごく大事だと思う。早めに動いて、打球が来る場にいるのが守備の醍醐味(だいごみ)だった。体の近くで楽に捕れば楽に投げられる。いろいろ試しながらやると、だんだん面白くなるよ」。【その二
動から動】
12日の紅白戦で、田中大の平凡な二ゴロを、グラブの下を通り抜ける失策にした。篠塚氏は「今は足があるから打球には追いつく。でも、見ていて手から動く印象が強い。静から動、だよね」と指摘。「リズムを作るのは下半身。盗塁も体の一部でも動かしていないとスタートが切れない。守備も一緒だと思う」と打球反応前から下半身を動かし、捕球につなげることを勧めた。【その三
守備率10割】
定位置確保に向けて「この時期の結果は大事」と力説。「守備率10割は実現性がある。だから開幕まで無失策で」とノルマを課した。「レギュラーを完全に定着させるために、アピールする立場。セカンドは誰にも渡さない気持ちです」と力を込める藤村に、篠塚氏は「開幕で二塁手に名前がなかったらダメだよ」と笑顔でエールを送った。【取材・構成=浜本卓也】



