<オリックス7-2巨人>◇2日◇京セラドーム大阪
どうした、沢村!
巨人沢村拓一投手(24)が7回1死、三塁に走者を残して降板した。6回1/3、108球、7安打。プロ最多タイの5失点。5月26日ロッテ戦(5回4失点)に続くKO負け。「2回続けてというのは、やはり、やっちゃいけないことだと思います」と、反省の弁を述べた。
1回の3失点がすべてだった。1死走者なし、2番野中に対して、カーブでストライクが入らない。1ストライクから3球連続でボール。どうにかフルカウントにしても、6球目に右前打された。対野中。後に続く重厚な主軸を前に、上から見下ろすべき相手。だが、ストライクを取るのに汲々(きゅうきゅう)とした。ピンチを招くと、1球ごとにスパイク裏の土を気にして、ロージンや帽子を気ぜわしくさわる。テンポの悪さが、ボールを少しずつ甘くした。
1回に3失点。沢村にとっては昨年7月3日の中日戦以来、プロでは2度目の屈辱だ。原監督は「主導権をああいった形で握られた」と、チームに与えた影響を指摘した。
連続KO。昨年は29試合に登板し、25試合で6回3失点以内という、クオリティースタート(QS)をマークした。立ち上がりの安定感がウリ。2試合連続でQS失敗も、プロでは初めての屈辱だ。「もう少し危機感持って練習しないと。3回、4回とやっていけば話にならない」と、次回登板では目標にする「制圧」を披露すると意気込んだ。
2試合連続の失敗でも、チームでの立ち位置は変わらない。登板間隔の変更などを危ぶむ声に、原監督は「本人がギブアップしない限り」と、これまで同様の起用を明言。体調不良を心配する声もあるが「関係ない」と一蹴した。その信頼に、次回は応えなければならない。【金子航】



