阪神和田豊監督(50)が禁を解いた。12日の安芸キャンプで、就任後初めてとなる打撃投手を務めた。ケース打撃後の個別練習で、清水、黒瀬、小宮山、荒木に対し熱を入れて74球を投じた。打者に「バントします」や「バスターエンドランいきます」と予告させ、打撃をチェック。黒瀬は「チーム打撃はやらないといけないですし、監督もああやって投げてくれてるので、いっぱい練習しないといけない」と意気に感じていた。

 和田監督は午前中にも、内野手の森田、荒木、西田に対し約20分間、秋季キャンプ初となるノックを浴びせた。第3クールから選手の人数を絞り、2軍首脳が帰阪するなどコーチ陣の数も少なくなっている。指揮官は「ここまではコーチがたくさんいたから。そろそろ、ノックも、打撃投手もね」と精力的に動き、チームの雰囲気を高めていく。