女性ファン急募します-。日本ハムのドラフト1位、大谷翔平投手(18=花巻東)が19日、千葉県鎌ケ谷市内にある2軍施設で行われた新入団選手歓迎式典に出席し、約1400人のファンを前に「女性にも人気のある選手になりたい」と、かわいい悩みを打ち明けた。同じチームには女性ファンの支持を集める斎藤佑樹投手(24)らもおり、良き先輩を手本にしてファン層の拡大を狙う。

 意外にも、これまで黄色い声援とは縁がなかったようだ。19日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で新入団選手歓迎式典に臨んだ日本ハム大谷が、小首をかしげて、かわいい悩みを打ち明けた。「子どもやおじいちゃんは声をかけてくれるんですけど、女性の方がなかなか声をかけてくれないので…」。8頭身のすらりとしたスタイルに、ほんわかした笑顔。甲子園出場経験もあり、女性に人気があるのかと思いきや「厳しいですね」と苦笑い。サインを求めてくるのも、圧倒的に男性が多いという。

 式典では約1400人のファンを前に、初めて背番号11のユニホーム姿を披露し「女性にも人気のある選手になりたい」と思わず本音を吐露。好みのタイプは「さわやかで明るい子」だそうだが、女性から絶大な人気を誇る同じチームの先輩、佑ちゃんらを手本に「1人でも多く、幅広いファンの方々に応援していただきたい。男女関係なく、それが力になるので」と、アピールした。

 新人合同自主トレは、この日から第3クール。大学、社会人出身の投手らは次々とブルペン入りを果たしている。投手と野手、両方のメニューをこなす大谷も「1度、ブルペン入りして、春季キャンプに臨むことになるでしょう」(中垣トレーニングコーチ)と、最終クールをめどに投球練習を行う予定だ。「個人としても、チームとしても、輝く1年にしたい」と誓った大谷。輝く1年は、ここまで順調に時を刻んでいる。【中島宙恵】