阪神がマット・マートン外野手(31)との契約延長を検討していることが7日、分かった。今年で来日4年目となるマートンは11年オフに2年契約を結んでおり、今季終了後に契約が切れる。契約最終年となる今シーズンは開幕直後から4番を務め、ここまで56試合で打率3割4分7厘、5本塁打、32打点と打線をけん引している。その働きにあらためて現場、球団内部での評価は上がっており、契約延長を検討するという。

 マートンは10年に入団すると、1年目にシーズン214安打の日本記録を打ち立てた。翌年もリーグ最多安打を記録したが、昨季は打率2割6分に終わっただけでなく、コーチと衝突するなど騒動も多かった。それだけに今季のプレーぶりが注目されたが、見事に復活を遂げた。球団は今後の成績、年俸などを慎重に精査しながら、阪神での5年目を検討していく。