阪神藤浪晋太郎投手(19)が初の中5日で、今日24日中日戦(ナゴヤドーム)に先発する。現在9勝。ルーキー右腕は高卒新人では07年楽天田中、阪神に限れば67年江夏以来となる2桁勝利に挑む。
初の条件も、言い訳にはしない。初めて臨む中5日でのマウンド。調整期間が短くなるが「いつもどおりです。1日短いんで、過ぎるのは早いですけど、調整してやるしかない。どうこうは言ってられないので」と、力強く言い放った。23日はブルペンに入り、最終調整。前回登板の18日ヤクルト戦は左肩が早く開くなど苦しんだが「感覚がちょっとずれていただけなので、自分のベストに持っていけるようにするだけです」と話した。
きょう、自身18試合目の登板で10勝に到達すれば、67年江夏の40試合目を大きく上回る阪神高卒新人の最速2桁白星。だが、あくまで10勝は通過点。「2桁勝てば、それがどうというわけでもない。目の前の1試合、1試合を大事にして、明日勝つつもりでいきます」と表情を引き締めた。
試合前の練習が始まる前には、中日ベンチを訪れた。球宴で全セのコーチだった、中日高木監督にあいさつ。「よろしくお願いします」と藤浪が言えば、高木監督は「お手柔らかに」とチクリ。藤浪は「こちらこそです」と、やり返した。この日は笑顔でやりあったが、勝負になれば容赦しない。この日の一戦は審判の判定をめぐって物議をかもすものの、一丸となって逆転勝利。藤浪が節目の白星で、さらにその勢いを加速させる。【山本大地】



