DeNAのクライマックスシリーズ(CS)出場が消滅した。阪神に敗れ、広島が勝ったため8年連続のBクラスが確定。今季が2年契約の最終年となる中畑清監督(59)は、自らの進退をかけた目標を達成出来ず、自らの責任問題について言及。球団サイドとは全日程終了後にも話し合いを行う予定だ。

 DeNAサイドは来季の体制について、現時点では白紙としている。高田繁GM(68)はこれまで、中畑監督の続投について「何も決まっていない」とした上で、「CS(に進出する)かどうかだけの問題ではない」とも話しており、2年間を総合的に見て判断する姿勢を示している。19日に春田オーナーは「総括するタイミングではない。(人事を)決めるのは僕じゃない。まずGMから」と、高田GMの考えを聞く方針。CS進出こそ逃したが、4位浮上の可能性もある。また観客数が昨季から約2割伸びるなど営業面への貢献もあり、続投を要請する可能性もある。

 ただし6位ヤクルトと2・5ゲーム差と最下位の可能性も現時点では残るため、要請の第1条件は最下位脱出となりそうだ。また続投要請となった場合、中畑監督と球団の話し合いでは、球団の体制や投手の補強がポイントとなるとみられる。