広島前田健太投手(26)は中7日で20日DeNA戦先発を目指す。前日12日中日戦で右肘裏に強い張りを訴え、5回を投げて緊急降板。「右上腕三頭筋の付着部炎」と診断された。一夜明けマツダスタジアムで治療し「頑張って良くします」と話した。野村謙二郎監督(47)は「大きなケガではない。本人は昨日よりは楽ですと言っていた」とし、13日は出場選手登録を抹消しなかった。

 山内投手コーチは「もう少し後に抹消しても、投げてほしい試合には間に合うから」と説明。第1目標は20日DeNA戦で先発し、26日か27日の巨人戦に向かう流れだ。回復が遅れた場合は近日中に抹消を決断し、今井、福井の候補2人から代役を選択。前田は25日からの巨人3連戦中での先発復帰を目指す。エースの巨人戦投入が最優先事項となる。【佐井陽介】