DeNAの新外国人選手ユリエスキ・グリエル内野手(29)が無休で6日のデビュー戦を迎える。4月にキューバ・リーグを終えてから、日本の社会人、いすゞ自動車でプレーした経験のある父ルルデス氏(57)とトレーニングしてきた。実戦感覚はまだ戻りきってないが、「時間もないので、なるべく早くコンディションを上げたい」と志願した。

 来日した5月31日は成田空港から横浜スタジアムに直行し練習。今日2日も午後1時に横浜市内で入団会見を行い、すぐに移動して西武ドームでの1軍練習に参加する。3、4日はイースタン・リーグ西武戦(西武第2)に出場予定。5日の全体練習を最終調整の場とし、デビューを迎える。

 まだ時差ぼけで夜中の午前3時に目が覚めてしまう。コンディションは整っていないが、1日、2軍のベイスターズ球場で練習を初公開。守備では、二塁、三塁、遊撃で柔軟なグラブさばき。打撃では軽く振っただけで53スイング中7本の柵越えを放った。視察した高田GMは「打撃フォームにくせがないし、守備でも(ボールを)捕ってからが速いし、肩も強い」と絶賛。「6日(の1軍戦)は行けそうだな」と心配していなかった。