DeNA中畑監督が2日、ハイテンションでユリエスキ・グリエル内野手(29)と初対面した。西武ドームで行われた指名練習を視察。グラウンドに来たグリエルを見つけると「あら、イケメン」とほれ込んだ。さらに「いい男だ。なかなかのライバルが来たな」とキヨシ節を連発。いきなり褒めたのは野球ではなく、顔だった。

 プレーでもほれ込んだ。フリー打撃で41スイング中10本の柵越え。守備で二、三塁を守り、軽快なグラブさばきをする姿に中畑監督は「大人びた雰囲気。独特だね。軸がぶれなくて、真っすぐにも変化球にも対応できる」と酔った。

 いくらルックスがよくても、野球で結果を出してもらわなければ意味がない。グリエルが入ることで、先発ローテーションだったモスコーソを2軍に降格。正二塁手の石川を外野に回す。それほどの活躍が期待される。

 デビュー戦である6日の日本ハム戦(横浜)は「3番三塁」での出場が決まった。当初は二塁予定も、この日はDH制のため、石川と併用するため変更した。DH制なしの場合は二塁出場となる。中畑監督は「守備もどこでもOKだね」と期待。グリエルがチームの“顔”となるか注目だ。【細江純平】