阪神は6日、2軍コーチ陣を発表した。2軍チーフ兼打撃コーチから昇格した古屋英夫2軍監督(59)以下、新たに香田勲男投手コーチ(49)、浜中治打撃コーチ(36)、藤本敦士内野守備走塁コーチ(37)を加えた。3人の新コーチは西宮市内の球団事務所で会見を行った。1軍スタッフ及び2軍監督は4日に発表しており、これで来季に臨むスタッフが正式決定した。
香田新2軍投手コーチは、岩隈2世の育成を目標に掲げた。近鉄投手コーチ時代の02~03年に入団間もない岩隈と出会い、一流投手の素質を開花させた。当時も久保投手コーチとのタッグ。タテジマの戦闘服は初めてだが、師と仰ぐ同2軍投手コーチとの12年ぶりのコンビ復活で闘志満々だ。
「久保さんも岩隈を熱心に指導していたし、彼も久保さんに感謝しています。岩隈のような投手をタイガースでも育てたいですね」
岩隈は03年に15勝。その後楽天のエースになり、今季もマリナーズで15勝。「日本シリーズでも活躍できる強い選手を1軍に送りたい」。若虎に岩隈が成長した道を説きながら、技術+ハートを鍛える。
筆頭候補に指名したのは、自ら視察したドラフト1位左腕の横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)。侍ジャパン21U代表として、4日の巨人2軍との練習試合に先発。2回1安打0封の投球をネット裏で見守った。「右打者の内角に食い込む真っすぐ、スライダーは楽しみ。球持ちもいいし、打者はタイミングが取りづらいのでは。能見のようにフォークを投げれればもっとよくなる」。横山を岩隈に-。巨人時代は虎に立ちはだかった男が、投手王国再建へ力を尽くす。【松井清員】
◆香田勲男(こうだ・いさお)1965年(昭40)5月29日、長崎県生まれ。佐世保工から83年ドラフト2位で巨人入団。89年ローテ入り、同年日本シリーズ優秀選手賞。90年に自己最多の11勝。94年オフ、阿波野とのトレードで近鉄に移籍。01年に引退。通算350試合、67勝54敗11セーブ、防御率3・82。現役時代は180センチ、80キロ。右投げ左打ち。



