広島キャンプは今日18日から、沖縄2次キャンプに突入する。宮崎での日南1次キャンプからチームを引っ張ってきた丸佳浩外野手(25)が、沖縄の地でもけん引役となる。ベストナインに輝き、侍ジャパンの常連となりつつあり、今や広島の顔。かつてオリックス時代にイチローを指導した新井宏昌打撃コーチ(62)の助言を受けながら、イチ流街道を突き進んでいく。
2次キャンプを前に、丸は堂林ら後輩数人を連れて食事をともにし、英気を養った。緒方監督からチームリーダーに指名された背番号9。今日18日から始まる沖縄2次キャンプでもチームの先頭に立つのは、この男だ。
1次キャンプからチームメートに積極的に声をかけ続けた。緒方監督も「初日から積極的に声を出して盛り上げてくれた」。新しいチームリーダーに頼もしさを感じている。昨季打撃3部門で自己最高の成績を残し、ベストナインにも選ばれた。16日にメンバー発表された侍ジャパンにも選出されるなど、今やチームの顔。今春キャンプでも黙々とバットを振り込み、打撃に磨きをかけている。
しかし、新井打撃コーチは丸により高い理想を求める。「内角に入ってくる球や低めの球を打ち損じたり、見逃すことがある。柔らかさを出すように言っている。イチロー(マーリンズ)も昔は体は硬かった。それでも意識することで柔軟性が出てきた」。右肘と右膝に柔軟性が生まれることで、確実性はさらに増す。打撃だけでなく、守備の際の意識も重要。正面のゴロに対しても、膝をしっかり曲げて捕球することで柔軟性は生まれる。オリックス時代に指導した天才打者を引き合いに、丸の成長を促したのも、期待の裏返しだ。
打撃開眼に導いた打撃の師からの助言に、丸も応えようと必死だ。今キャンプから、ティー打撃で膝を曲げながら低めの球を打つ練習を取り入れた。意識改革はまだ始まったばかり。「とっさに体が反応するようにならないといけない。まだまだやらないといけないけど、上のレベルまで突き詰めていきたい」。24年ぶりの優勝を目指す広島のキーマンは今春、イチ流街道を歩もうとしている。【前原淳】



