2年連続本塁打王に輝いた横浜村田修一内野手(27)が、来季の契約にWBC査定の導入を球団に訴えた。16日、横浜市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉が行われ、代理人の弁護士2人が話し合いに臨んだ。条件提示はしたものの金額面での開きから、この日は合意に至らなかった。

 今季年俸の1億6000万円から1億円増のラインが争点とみられるが、両弁護士が主張したのは年俸ベースだけではなかった。来年3月開催のWBC査定も出来高の一部として支給することを要望。交渉に同席しなかった村田も、同日夕方に横浜市内で行われたファンイベントの会場で「ご褒美があったほうが頑張れる。本当は年俸ベースで上げてほしいが、埋め合わせとして出来高を考慮してほしい」との見解を示した。

 村上チーム運営部門統括は「出場して、なおかつ村田が活躍した結果、優勝につながれば考慮したい」と、WBC査定には前向きな姿勢を見せていた。(金額は推定)