大相撲人気回復の一助となったフリーペーパー「TSUNA」をご存じだろうか。12年9月に創刊し、場所中に国技館など全国400カ所で配布している。編集長の竹内一馬氏(33)は元バンドマン。東京・亀戸駅で路上ライブ中、当時序二段の豊ノ島がデモテープを買ってくれたのが相撲との出合いだ。豊ノ島が「出来るだけ(午後)6時に近い時間に相撲を取る」という夢を、10年九州場所の白鵬との優勝決定戦で実現した姿に感化されたという。
当時の角界は八百長問題に揺れており、国技館での配布の許可は下りず。初めは昔の縁で、新宿と下北沢のCDショップで配布した。ツイッターで告知したところ日本相撲協会へ問い合わせが殺到し、今に至る。最近は「スモジョ」と呼ばれる女性ファンの購読者も多く、約2万部発行するTSUNAはあっという間になくなる。今では電子書籍化案まで出る人気ぶりだ。
日馬富士から金星を挙げるなど奮闘中の豊ノ島は「発行の時期が良かったよね」と、友人の奮闘を見守る。竹内氏は「いろんな方とコラボしたい。協会が最終目標」と話した。記者も今月号で“コラボ”させていただきました!【桑原亮】


